唐津の我が家

 築95年(大正7年築)、生まれたときから慣れ親しんだ、思い出のいっぱい詰まった我が家ですが、売却しました。
 子供達もそれぞれの道を選び、それぞれの生活を確立し、唐津の我が家に帰ってくる見込みはなくなりましたので、 将来は生活に便利な福岡に住みたいと、3年前から福岡市にも居を構え、福岡と唐津を行ったり来たりの生活をしていました。 しかしながら、二重生活は経費も嵩み、行き来も大変ですので、今年の1月に思い切って福岡にマンションを購入しました。
 売却した家は95年経過した古い家でしたが、大きな材木を使ったしっかりした骨組みの古民家として、 まだまだ十分に使えます。
昭和57年に、リフォームをしたり、棟続きの子供部屋を増築したりしましたので、全部で9DKになりました。
 宅地は、197.7坪ありますので、家の前60坪程度には家庭菜園として、野菜や花を作っていました。 福岡に転出した後も、毎週帰って家の管理をし、菜園で無農薬野菜を作りながら、旬の野菜を楽しんでいました。
 また、100mも行けば海に出ますし、唐津湾の入り口近くに位置していますので、魚釣りにはもってこいの場所でした。 波止場釣りも磯釣りも楽しめますし、もちろん唐津湾や玄界灘に出て、船釣りも手軽に楽しめます。海も綺麗ですので、 夏には海水浴客も多く、玄海国定公園の中心として、風光明媚な所に位置しています。
 そんな我が家を売却するには、それなりの苦悩と葛藤がありました。 古くから田畑を耕し、必死に家と土地を守り広げてきた先祖に対し、申し訳ない気持ちで悩みましたが、 これも時代の流れだと、先祖にも分かってもらえるだろうと思い、苦渋の決断をしました。

平成25年10月10日
 

  菜園から眺めた我が家の全景  反対側から眺めた我が家の全景
 

  車2台分の車庫とその入り口付近  車庫前の引っ込み道路と紅かなめ
 

 60坪ほどの菜園では四季折々旬の野菜が楽しめる  菜園から穫れる野菜で我が家の消費量は十分
 

 座敷前の庭で、たわわに実をつけるみかん  フリージア、ユリ、グラジオラス、菊などの花も作る
 

 本間8畳敷きの座敷  フローリングの向こうは台所、右は仏間
 

 昔はモミぜこのあったところをリフォームした部屋  左の部屋の二階部分で寝室として使用
 

 洗い場も湯船もゆったりの灯油バーナー式風呂  トイレは優しいウォシュレット
 

 昔のままの風情を残す二階への階段  大きな骨組みの屋根裏
 

 昔は寝室として使用していた部屋の欄間  こども部屋として増築した二階部分。下は車庫
 

 二階からはすぐ近くに海が眺められる  シーズンともなれば多くの釣り客でにぎわう波止場
 

 

 

 

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