第2日目  
 今日は忙しいんだと。朝起きしてまずは雪の田沢湖へ。
普通は澄んだルリ色の湖水が神秘的な美しさをたたえているそうだが、雪で周囲は見えない。申し訳ないが下の写真は借り物。
 田沢湖はカルデラ湖で、水深423メートル、日本一の深さを誇っている。ここには、まれに見る美しい娘「辰子(たつこ)」が龍となって、今も湖底に潜んでいるそうです。
雪の田沢湖
当初の予定にはなかった南部鉄器工場見学へ。 鈍い光をはなち、ずっしりとした存在感を漂わせる南部鉄器。400年の伝統に裏打ちされた工芸品は、健康ブームで本物指向が追い風になっているんだって。いつの世もいいものはいいんだね。
 この日の昼食は、妻にとって念願のかまくらの中。メニューは焼ききりたんぽと、何とかうどん。同じうどんでも、かまくらの中ではまた味が違うんだね。   
 

田沢湖:なるほど竜が住んでいそうだね
かまくら:この中で昼食
 

 秋田と言えばなまはげ。本当は男鹿にいるそうだけど、今日は特別に田沢湖畔まで来てくれたよ。集合写真を一緒に撮ったまでは良かったんだけど、デジカメに納めるのを忘れちゃって…。
 なまはげは恐そうだけど、ちゃんといい意見を言うんだね。
 「家業には精を出せ」「義理は欠かすな」「年寄はいたわれ」「家内は笑って暮らせ」「朝は機嫌よくしろ」「女房は早くもて」
なまはげの意見
 「泣き言は言うな」「人には腹を立てるな」「火を粗末にするな」「借りては使うな」「働いて儲けて使え」等々。
 北上を続けるうちに雪が激しくなってきて、時々行く手が見え難くなってきた。それでも今日はまだ穏やかな方だという。上から降る雪ではなく、積もった雪が風に吹き上げられて(地吹雪)視界が悪くて通行止めになることがよくあるそうだよ。これから行く津軽地方の名物だって。
 

ストーブ列車
酒とストーブであぶったイカのサービス
 

 津軽に入ると、一面の銀世界の中にりんご園が開けてきた。リンゴの実る時期だったら花が咲いたようにきれいだろうなァ。
 時々地吹雪らしいものを体験しながら、五所川原に着いた。いよいよ今日のメインのストーブ列車体験。金木(かなぎ)までの30分程度だったけど、酒とストーブであぶったイカのサービスがあったよ。それにしてもこの辺は雪が深いねェ。でも、それ程寒さは感じない。
りんご園
 ストーブ列車を降りて、太宰治の生家旧津島家「現:斜陽館」の前を素通り。すごい家だね。相当の金持ちだったんだろうねェ。金木には、あの吉幾三さんの生家もあるんだって。
 夜は十和田湖畔でお祭り「十和田湖冬物語」見物。あちこちにかまくらや雪灯篭があって、まさに幻想の世界。雪の舞台の上では三味線ショー。テントの中は出店で一杯。最後には冬の花火まで打ち上げられたよ。
 

十和田湖冬物語:かまくらの中はあつあつカップル
ライブ:三味線ショー
 

 

2002.2.14   

  

  

  

  

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