第1日目  
 念願の東北旅行がやっと実現した。何だか子供のようにうきうきした気分。でも、仙台空港について「な〜んだ、九州と同じジャン!」。
 そう、白銀の世界を期待して来たのに全然雪がない。このところ太平洋側は雪が降らないそうだ。でも、ガイド曰く「日本海側は降ってるし、そのうちいやと言うほど見れますよ。明日頃からシバレルよ!」だってサ。
 
松島「夫婦島」
もともと今まで見たこともない雪景色を期待して、わざわざ冬紀行を選んだんだからねぇ。降ってくれなきゃァ。でも、空気はさすがに冷たい。後を期待して塩釜港から松島遊覧へ…
 松島は地震で陥没して出来たそうだけど、島は柔らかい泥の固まりみたいだから、小さな島でも松の木が生えてる。入り江だから波による侵食も少ないのだろうね。絶景かな絶景かな!   
 

五大堂
瑞巌寺の入り口に「奥の細道」
 

 「松島や、ああ松島や、松島や」これは有名な松尾芭蕉の句とされているが、実際は違うだろうとのこと。芭蕉ほどの俳人が、いくら景色のすばらしさに言葉を失ったとは言え、季語のない俳句を詠むはずがないと…。
 五大堂を眺めながら昼食をして瑞巌寺へ。
この辺は風が少ないのか巨大な杉の木がそびえ立つ。さすがに日陰は寒い。
瑞巌寺
 瑞巌寺は天長5年(828年)の創建で、現在の建物は伊達正宗が6年の歳月を費やし、慶長15年(1610年)に竣工したもので、伊達家の菩提寺である。
 現在は国宝に指定されているが、中に入るときらびやかな金屏風がひときわ目を引く。残念ながら撮影禁止だった。
 五大堂も伊達正宗の造営といわれ、五大明王の像を安置してある。
 

東北自動車道車窓から
車窓の景色
 

 松島を後にして北ヘ登って来たら、見えてきた見えてきた。雪に埋もれた山や村。時折雪も降ってきた。
 あの雪に埋もれた町や村の人達はどうしているのだろうか?まるで冬眠でもしているように、ひっそりと動かない。
 みちのくの美しさは、やはり雪の降る冬こそ味わい深いとのことだけど、そうだよ、やっぱりそうだよ!。
角館町の火振りかまくら祭り
 夕方、角館町に着いた。幸運にも、この日は火振りかまくらがあるという。ラッキー!!。
 幻想的な雪景色の中で繰り広げられる伝統のお祭りは、雪国ならではの暖かささえ感じさせる。
 炭俵に稲わらを詰めて火をつけ、身体の周りを振り回すこの行事は、無病息災や家内安全、豊作などを祈願する祭りだそうです。  
 

火振りかまくら:幻想の世界
うまく振らないと自分に火がついちゃうよ
 

 

2002.2.13   

  

  

 

 

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