その1
 
マウントクック

雄大ニュージーランド
クライストチャーチ
  10月8日(金) 晴れ
 名古屋を前日に出発して機内で一泊。約10時間半でオークランド着。更に乗り換えて、着いた所は ニュージーランド南島最大の都市クライストチャーチ。そこは春真っ盛りで、桜や木蓮、水仙やガーベラなどが満開でした。
 人口約32万人 ガーデンシティと呼ばれるこの街は ガーデニングの盛んな街で、いたる所に日本でも見なれた春の花々が咲いていました。
ニュージーランドは桜が満開
 街ぐるみでガーデニングに取り組んでいるので、街全体がひとつの公園のようなとてもきれいな街です。
 街に走っている車の70%は日本車。あの三菱車がやたらと目に付きます。そのほかトヨタ、ホンダ車も多く走っていました。
一般家庭(上流)
 このように日本車が多いのは、その性能がいいのもさることながら、ニュージーランドは日本と同じ車は左側通行で右ハンドルという事情が影響しているようです。
 当然のことながら、日本車は中古車でもかなり高く売れるそうですから、試してみてはいかが?

上流家庭の寝室
 まずは一般家庭(上流)にお邪魔してのアフタヌーンティ。入口では でっかい牧羊犬が出迎えてくれました。猫もでっかい。
 この牧羊犬、やけに人なつっこくて ケーキを食べていたら、ものほしそうに見つめていましたが、ダイエット中で 食べ物は与えないで下さいとのことでした。猫もそうだろう。
 ご主人は日曜大工が趣味で、内装は全部主人がやったと奥さんが自慢していました。そしてティタイムが終ると、浴槽から寝室まで見せてくれました。

モナ・ヴェイル庭園
モナ・ヴェイル
   モナ・ヴェイルは、クライストチャーチでも指折りの大富豪であったといわれるアニー・タウネンド夫人の大庭園と大邸宅です。
 5.5haの広大な庭園内のそこここには、桜や水仙など春の花々が満開。エイボン河畔に建つ豪邸がひときわ目を引きます。
モナ・ヴェイルの大邸宅
 この大邸宅は、1905年の建設だそうですから、今から99年前の建物。中には入る予定にはなっていませんでしたので外見だけの見学でした。
 広大な庭園は丹念に手入れされていて、敷地内を流れる川と建物とのコントラストが実に見事です。
 川向うにはシャレた建物が点在し、その中のひとつが売りに出されていましたが、おそらく8,000万円から1億円はするだろうとのことでした。

クライストチャーチ大聖堂
クライストチャーチ大聖堂
 クライストチャーチのシンボル的な存在が大聖堂です。
 広場の中心にそびえ立つゴシック様式の教会で、高さが63メートルあります。
 中には入りませんでしたが、内部の134段の階段を登れば市内と周辺の山々が一望でき、街は大聖堂を基点として、東西南北に広がっていることがよくわかるそうです。
 広場には露店が軒を並べ、多くの人々が集まります。

追憶の橋
 第1次世界大戦の悲しさを今に伝え、兵士や家族のさまざまな思いを受け止めた橋として有名です。
追憶の橋
 エイボン川に架かる橋の中で、ひときわ美しくロマンティックな名前を持つ橋でもあります。
 第1次世界大戦中、近くにあった軍の宿舎から、出征兵士たちは家族や友人に見送られて、この橋を渡って戦場に向かいました。
 無事に帰って来た者も、残された者も、さまざまな思いで この橋を見つめたというところから「追憶の橋」という名前がつけられています。
 当時の橋は取り壊され、現在の橋は1923年に建造された2代目で、アーチ型の門を持った立派な石造りの橋です。
 自動車は通行不可なので、前を通行中ストップしたわずかな時間にシャッターを押しました。

マウントクック
テカポ湖とサザンアルプス
 車は大草原や羊の放牧風景、テカポ湖やプカキ湖に映る白銀の山々を横目に見ながら一路マウントクックへ。
 ニュージーランドは、大きく北島と南島に分かれていますが、その南島の尾根といわれる雪をいただいて白銀に染まるサザンアルプスの山々がとても綺麗でした。
 その中にそびえるニュージーランド最高峰が「マウントクック」です。周りの山々も3,000メートル級ですから、それほど高くは感じません。
 1991年12月に大きな雪崩があり、標高が11メートル低くなったそうですが、3,754メートルと富士山 よりわずかに低い山です。
プカキ湖の向こうにマウントクック
 周辺は山岳気候のため天候が変わりやすく、晴れて頂上が望めるのは年間の3分の1といわれ、8日と11日の2回通って、2回とも望めたのはよほどの幸運。「皆さんはラッキー、ラッキー」と運転手が2回とも、プカキ湖畔に車を止めて写真を撮らせてくれました。
 この日 マウントクックのふもとのホテルに到着したのは夕方の8時(サマータイムで1時間進んでいる)過ぎ。薄暗くなっていました。
 ホテルで夕食後南十字星を探しましたが、南の方角が分からず探し出せませんでした。マウントクック泊。

 

2004.11.3  

  

 

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