山陰近畿で悠遊 T

 新型インフルエンザの真っ只中でしたが、山陰から天橋立・京都・姫路城を回って来ました。
5月27日から30日までの格安で欲張りコース。
 出雲大社や足立美術館は昨年も行きましたが、あとの鳥取砂丘や天橋立、姫路城はなぜか行ったことがありませんでした。
 全コースがバスでガイドはついていません。添乗員は「私は添乗員ですから、ガイドは出来ません」と、何回も強調していましたが、結構笑わせてくれました。
 超格安だし、国内旅行だから、まァいいか、てなもんでした。
 博多駅から、ガラガラの中国道を走り抜け、8時間かかって出雲大社に着きました。
 出雲地方は「大国主命」をはじめ、神様ゆかりの地、何となくそんな雰囲気が漂っていました。
 出雲大社の拝殿前の広場には大きな国旗が掲げてあります。ポールの高さが47メートル。日の丸の旗の面積が何と75畳敷きだそうです。
 勾玉の里を回って、大山のホテルに着いたころは空模様が怪しくなってきて、大山山は見えませんでした。
 翌朝早起きして外に出てみたら、北側は今にも泣き出しそうな空模様でしたが、南は晴れていて、大山山がくっきりと浮かんでいました。

09・5・27〜28
 

  駐車場から案内に誘導されてまず見えてくるのが出雲大社の拝殿。昭和34年に竣工したそうです。  出雲大社は大国主大神がお祀りされています。平成の大遷宮で、本殿は5年がかりの大工事中でした。
 

  出雲の国は神の国。多くの神社がありますが、その代表が出雲大社。大国主大神は、「だいこくさま」として親しまれ、因幡の白ウサギの話は有名です。  拝殿前の大しめ縄。多くのコインが投げられ、しめ縄に突き刺さっています。
 

 夕暮れの宍道湖。風が強く湖面はかなり波立っていました。  宍道湖に来ると、いつも連れて行かれるのが「勾玉の里」。これも神の国ならではか。
 

 この日の泊りは「大山ロイヤルホテル」  朝起きして、散歩に出かけようとしたら、大山がくっきりと見えていました。
 

 ホテルは松林で囲まれていましたので、林の向こうまで散歩に出かけたら、別荘予定地があって、その向こうは小さな湖が開けてきました。  あまりいい天気ではなく、周りは今にも泣き出しそうな空模様でしたが、なぜか大山の山だけははっきり見えていました。
 


 この日は、まず足立美術館見学から始まりました。足立美術館は昨年に引き続き2度目の訪問です。
 地元出身の実業家・足立全康(あだちぜんこう)氏の創館によるもので、横山大観をはじめとする近代日本画と日本庭園が、見事に調和した美術館として広く知られています。
 足立全康氏は、裸一貫から事業を起こし、一代で大コレクションを作り上げたそうですが、中でも横山大観の作品は130点にものぼり、他にも近代日本画の巨匠たちの多くの作品が集められ、氏の絵画収集の並々ならぬ情熱が感じられます。
 足立美術館のもう一つの特色は、広大な日本庭園です。
 面積5万坪にも及ぶ庭園は、氏自らが全国を歩いて、庭石や松の木などを集めて来たと言われています。
 「庭園もまた一幅の絵画である」という全康氏の言葉どおり、絵画のように美しい庭園は、国内はもとより海外でも評価の高い、まさに日本一の庭園として知られています。
 また、この庭園は「借景」という技法が取り入れられており、彼方の山々の木々までも取り込んで織り成す造形美は見事の一言に尽きます。

09・5・28
 

 見事な庭園と絵画の鑑賞が楽しめる「足立美術館」。昭和45年に開館されたそうです。  春夏秋冬楽しめるすばらしい庭園美。6年連続日本一に選ばれています。
 

 「庭園もまた一幅の絵画である」・・・足立美術館の創設者「足立全康」の言葉がそのままの絵画のような庭園。  50,000坪の日本庭園は、館内の横山大観をはじめとする、日本画の巨匠たちの絵画と見事に溶け合う。
 

 

 

 

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