病気は神霊治療でどこまで治るか

現代医学は万能か
 科学万能の現代にあって、神霊治療で病気を治すなんて、一笑にふされるか迷信として相手にされないか、果てはバカか気違い扱いされるのがおちだろう。だが、ちょっと待っていただきたい。もしかしたら相手にしない人の方が遅れているのかも知れない。
 確かに科学的に見れば馬鹿げているように見えるだろう。しかし科学で説明がつかないから間違いというのはいかにも早計ではないか。世の中にはまだまだ原因不明の不思議な現象や、現代医学をもってしても治らない病気も数多い。
 人は顕微鏡を発明し肉眼では見えないものも見ることが出来るようになった。が、果たして全部見えているのだろうか。科学の目覚しい発達によって今まで分らなかったものが次々と証明されるようになった。だが、全部証明できているのだろうか。否、まだまだ見えない物も多いし、分らないことも多い。もしかしたら見えているものより見えないものの方が多いかもしれないし、証明されないものの方が多いかもしれない。
 であれば、普通の人には見えない霊の世界や神の世界があっても何ら不思議はないし、霊の憑依や霊障害による病気があっても驚くにはあたらない。
 事実、アメリカやイギリスをはじめとする諸外国では、心や脳に関する研究に関連して、霊の研究もかなり進んでいるという。そして霊と人間の病気との関連が大きくクローズアップされ、一般の医師と神霊治療能力者が協力して病気の治療にあたっている場合もあるそうだ。アメリカでは、犯罪捜査に霊能者を使っているのをテレビ放映されていた。
 その点日本では霊に関する研究が大変遅れているといわざるを得ないが、最近テレビでは盛んに霊による怪奇現象や除霊の現場を放映するようになった。もちろん興味本位だし、除霊の方法については大仰なものが多いが、科学だけでは証明できない何かがあることを気付きはじめているとしたら、いくらかでも前進と言えるかもしれない。
 霊障害による病気や霊の憑依による怪奇現象は、もちろん霊を払うことによって治るのだが、日本神霊学研究会(日神会)では除霊ではなく浄霊による方法がとられている。
 除霊は霊を強制的に退去させるか追い払うのだが、なかなか出ていかない霊も多い。その点浄霊は、とり憑いた霊に神の霊流を浴びせ、霊を浄化することによって憑依をとかせ、霊界の高い所に送ってやる方法である。
 結果として病気が治るばかりでなく、とり憑いていた霊も救済されるのだから、二度と人にとり憑くことはないし、むしろ救ってもらった感謝の念から、自ら積極的に恩返しをし、人に尽くそうとする。ここに除霊と浄霊の大きな違いがある。
 さらに日神会では患者に触れることもなく、何の苦痛も与えることなく、わずか数分で浄霊される。そこにはテレビで放映されているような仰々しさも物々しさもない。厳かではあるが、あっけないくらい簡単に行われるようにさえ見える。

神霊治療の対象となる病気とは
 神様のお力を頂いて病気を治すとはいえ、すべての病気が神霊治療の対象となる訳ではない。細菌性の病気は対象外とされているし、風邪なども直接は治らない。もちろん怪我なども対象外だが、これらの病気や怪我も神霊治療によって、治癒能力を高め回復を早めることはできる。また、それらの病気の痛み、苦しみ、かゆみ、不快感等は和らげることができる。では、どんな病気が神霊治療で治るのだろうか。
 霊の憑依による病気は必ず治るのだが、大雑把にいって現代医学では治らないと言われている難病・奇病や、いまだに原因がわからず有効な治療法が確立されていない病気は殆ど治る。ただし、長年の投薬や手術によって組織が破壊されているもの、または変形しているものは、治らないかある程度は治っても完治しない。
 神霊治療の対象として「治る」とされている病気は「初期のがん、ポリープ、糖尿病、痛風、ヘルペス、神経痛、関節炎、リューマチ、恐怖感、不安感、うつ病、こう原病、メヌエル氏病、パーキンソン氏病、偏頭痛、口内炎、花粉症、鼻水、その他あらゆる個所の痛み・苦しみ・かゆみ・不快感」等々。
 がんはその70%が霊障害とされているから、早ければ当然治るのだが、末期ガンともなると色々な抗がん剤が投与されているし、細胞が破壊され変形している場合が多いことから治らないか、治り難いとされている。しかし治らない場合でも痛みを和らげることはできるし、やすらかな死を迎えさせることは可能だといわれる。
 また全ての病気について言えることは、本人の「病気を治そう」とする意思が治癒力を大きく左右する。「何が何でも治りたい。」「絶対に治して見せる。」等の強い意思が治癒を早め、医者に見放された人でも奇跡の回復をすることがある反面、その意思の弱い人は治る病気も治らない場合がある。

健康管理は日常生活の中で
 神霊治療で病気は治ってもそれだけで完全な健康体になるかと言えばそうではない。霊界には人間の数をはるかに超える霊がいる。一度は治った病気もまた別の霊によって病気を引き起こさないとは限らないのだ。
 これらの霊を寄せつけない健康な身体を保つにはそれなりの努力が必要だが、ではどのような努力をすれば健康体になれるのだろうか。
 「よく食べる」「よく動く」「よく寝る」これは人間の生命維持のための基本原則で、この基本3原則を守らず、乱れた生活をしていると霊障害に負けてしまう。
 好き嫌いなく何でもよく食べる。これは人間が生きていくための大原則だ。決していいものや値段の高いものを食べる必要はない。その時その時の旬のものを何でもおいしく食べることが大切だ。
 よく働きよく動く。これも健康維持には絶対必要条件で、運動不足は体の変調を招き、霊のとり憑きを容易にする。特別にハードな運動をする必要はないから、自分自身に合った適度な運動を継続的に続けることが重要なこととなる。
 必要な睡眠を十分とる。これも人間の生命維持に欠かすことの出来ない基本原則。もともと神は人間を作るにあたって、明るくなったら起きて働き、暗くなったら眠るように作られている。
 これに逆らって、夜更かしやふしだらな生活をしていると、ストレスが蓄積されて不健康になる。そこに霊のとり憑くスキを与え、とり返しのつかないことになりかねない。仕事の都合等でなかなか難しいだろうが、1日8時間の睡眠が理想である。
 「健康な身体は自分で作る」これが大前提で、苦しい時の神頼みだけでは、健康な生活は送れないと知るべきだ。

 

2002.4.3  

 

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