人は皆必ず死にます。
人の心『魂』は幽体で包まれています。胸のみぞおちの上5pぐらいの所にありますが、目に見える形としては存在しません。
人はある時期に達すると、肉体という衣を脱ぎ捨てて魂(霊)だけの存在になります。これが人の死です。
死ぬときにはこの幽体が魂と一緒に肉体から離脱します。『幽体離脱』といいます。
この幽体がスムーズにはがれる人は苦しまずに死を迎えますが、苦しむ人は、はがれ難い人です。
脳死を人の死と認めようとの動きがありますが、脳が死んでも幽体は離脱していないので、魂はまだその人の体内にあります。
人間は死んだら霊界に行って霊だけの存在になります。霊はほぼ永久的に霊界で生き続けます。 霊になれば、いくら辛くても、苦しくても、もう二度と死ぬことはできません。
であれば、死後は何としても霊界の高いところ、いわゆる『天国』に行かなければなりません。
不幸にして地獄界にでも落ち込めば、千年も万年も地獄で苦しみ、のたうち回らなければならなくなります。

では、地獄界に落ちる人は、人間界にあったとき、どんな人だったのでしょうか。
一口に言えば、霊界の存在も、霊の何たるかも、神の存在も何も知らなかった人です。
さらに厄介なのは、人間死んだら何も残らないと思い込んで、霊界の存在を知ろうともしなかった人たちです。
もちろん、人間界にあるとき、悪事の数々を尽くした人や傲慢で無礼な人、おごり高ぶった人、悪想念を発する人、 プライドの高い人などなどは、神様が最も嫌われる人ですから、確実に地獄に落ちます。
ところが、人間界では徳が高く、人々からは尊敬され、人間としては立派で非のうちどころがなかった人でも。 また、なんの悪いこともせず、善良でつつましく生きてきた人でも、地獄に落ちる人がいるのです。
どんな人なのか?。それは、前述の霊界の存在を全く信じなかった人や、知らなかった人たちです。
世の人々に正しい仏法を説き、生前は徳の高いお坊さんだった人でも、霊界を知らなかったばっかりに、 地獄に落ちて苦しんでいる人さえいるそうです。

日本は神国
昔の人たちは、ある程度神の存在を信じていました。でも今は唯物論者が多く、目に見えないもの、根拠のないもの、 科学的に証明されていないものは信じない人が圧倒的に多く、霊界を信じる人をさげすみ、馬鹿扱いする人さえいます。
したがって、今は多くの人が地獄魔界に落ちているものと思われます。
もっとも、死んでから生き返った人は、世界広しといえども一人もいないわけですから、実際のところはわかりません。
ただ、臨死体験をした人は結構います。私の友人にも二人いました。
一人はもう亡くなりましたが、もう一人はまだ健在です。
次号で彼の話を掲載します。信じる人も信じない人も、暑い夏の夜話として、読んでみてください。 臨死体験へつづく  

2016.08.05

 

感想などをお聞かせください

 
inserted by FC2 system