日本は資源大国?
先日の新聞に興味深い記事が載っていました。
日本は資源小国で、鉱物資源はほとんどない国だと思っていましたが、意外や意外、あるのです宝の山が、この日本に。
あまり聞きなれない言葉ですが、『都市鉱山』では日本は世界有数の資源国だというのがそれです。
家電製品などに含まれている金や銀、インジウムなどの希少金属は、リサイクルが可能なため、「都市鉱山」と呼ばれるそうです。
日本国内の蓄積量は世界有数の資源国だといえる規模に達するとの試算結果を、物質・材料研究機構(茨城県つくば市)がまとめたというのです。
それによれば、金は約6,800d、銀は約60,000dで、それぞれ世界埋蔵量の約16lと22lに相当するそうで、液晶などに使われるインジウムは世界の埋蔵量の約61lにも上るのだそうです。
同機構では「これらの資源を含む製品は、使用済みになれば廃棄物として海外に出て行くものが多い。国内に眠る資源を、もっと有効に活用する研究を進めたい」としています。
これらの数字は、同機構が希少金属など20種類について、貿易統計などを基に、素材のほか部品や製品に含まれる輸入量から輸出量を差し引いて算出したもので、製造中や使用中、廃棄物の製品の量も含んでいます。
興味深いのは、天然資源として産出する国と比べた数値です。
金、銀、鉛、インジウムは世界最大の資源国より多かったそうです。
また世界の年間消費量と比較すれば、リチウムは7倍以上、燃料電池の電極に不可欠とされる白金は約6倍にも達する“埋蔵量”があるとか。
そう見てくれば、我家にもあるぞあるぞ、希少金属が。
ユメユメ粗末にするなかれ、各家庭の“埋蔵金属”を。
たかが廃棄物、されど廃棄物、廃棄物は宝の山だ!!
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